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ドーモ!三度の飯よりEVAが好き、ぬま畑です!
前作『序』のラストで提示された無数の謎を受け、新劇場版4部作の第2作として公開された『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』。
「序」がTVアニメ版を綺麗に再構築したリビルドだったとすれば、本作はまさにタイトル、「破」の通り「これまでのエヴァを跡形もなく打ち破った超ド級のエンターテインメント作」です。
新キャラクター「真希波・マリ・イラストリアス」の乱入、エヴァ2号機の獣化第2形態(ビーストモード)、人間らしい温かみを持ち始めたチルドレンたち、そして怒涛の初号機覚醒――。
なぜ本作がシリーズ屈指の最高傑作と評されるのか、度肝を抜かれた名シーンの数々とともに徹底レビューしていきます!
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』作品概要&総合評価
| 作品名 | ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(EVANGELION:2.0 YOU CAN (NOT) ADVANCE.) |
| 総監督・原作・脚本 | 庵野秀明 |
| 監督 | 摩砂雪、鶴巻和哉 |
| 上映時間 | 108分(2.0版) / 112分(2.22版) |
| 総合評価 | ★5.0 / 5.0点 |
『破』で物語は完全崩壊&超加速!度肝を抜かれた「3つの革新」
一見すると「アスカの来日」や「第8使徒の疾走戦」などTV版の流れを踏襲しているように見えますが、内実は全くの別物へと変貌を遂げています。特に度肝を抜かれたポイントが以下の3つです。
① 謎の新キャラ・マリと「獣化第2形態(ビーストモード)」の衝撃
冒頭の仮設5号機による第3使徒戦から、昭和歌謡を口ずさみながらエヴァの操縦を楽しむ異色のパイロット、真希波・マリ・イラストリアス。
彼女の存在そのものがエヴァの世界をぶち壊す劇薬でしたが、極めつけは第10使徒戦で放った裏コード「ザ・ビースト(獣化第2形態)」です。
人型兵器であるはずのエヴァ2号機が拘束具をパージし、四つん這いの野獣となって使徒に食らいつく姿に「ビーストモードって何だ……!?」と劇場で叫びそうになったファンも多いはず。
シンジが常に持ち歩いていたS-DATのトラックが、マリとの衝突をきっかけに「25・26(TV版の閉じた世界)」から「27」へと進んだ演出も含め、彼女こそが物語を強制的に未知の領域へ押し進めたトリガーでしたね。
② ゲンドウが見せた「人間味」と超絶リムジン180度ターン
『破』で個人的に最高に熱かったのが、冷徹な司令官である碇ゲンドウの描写です。
シンジと母・ユイの墓参りに訪れた際、不器用ながらも息子と対話し、さらにはその後に綾波レイが企画した「シンジとゲンドウの食事会」にも出席しようと予定を空けていました。
もし使徒が来ず、皆が笑顔で食卓を囲むことができていたら……という「温かいIFの世界(TV版26話の学園描写を想起させる救い)」が一瞬見えたからこそ、その後の悲劇がより一層際立ちます。
そして忘れてはならないのが、第10使徒襲来時に見せた「ゲンドウリムジンの180度ターンのスローモーション」!

ぬま畑
あの巨体のリムジンを一瞬で華麗に反転させる運転技術……あのネルフのSP運転手、只者ではありませんね。(笑)
③ 他者と関わり、心を開き始めたチルドレンたち
TV版では孤独とプライドに押し潰されていったチルドレンたちが、『破』では自らの意志で「他者と関わること」を選びます。(まさにTV版の流れを「破」壊しています)
「自分は一人でいい」と意地を張っていたアスカ(式波)が、シンジやレイの想いを知り、シンジのためにエヴァ3号機のテストパイロットに志願するという成長した描写。
そして「碇くんがエヴァに乗らなくていいようにする」という想いと、料理の練習に励むレイ(通称:ぽか波)。誰もが幸せになれるはずだった青春ドラマの輝きが、胸を締め付けますね。。
クライマックスの圧倒的カタルシスと絶望|第10使徒戦と「翼をください」
本作の終盤は、アニメ映画の歴史を塗り替えたと言っても過言ではない伝説のシークエンスです。
「エヴァに乗せてください!」自ら叫ぶシンジの覚悟
3号機事件でアスカを傷つけられ、ネルフを去ろうとしていたシンジ。
しかし、第10使徒(最強の拒絶タイプ)によってジオフロントが蹂躙され、零号機ごとレイが飲み込まれる惨劇を目の当たりにします。
マリに背中を押されたシンジは、父・ゲンドウの前に駆け込み叫びます。
「僕を、僕を、この初号機に乗せてください!」
誰かに命令されたからではなく、「友人」を救うために自らの足でエヴァへと駆け戻るシンジの姿に、観客のボルテージは最高潮に達します。
覚醒する初号機と、カヲルが放つカシウスの槍
活動限界を迎えた初号機が、シンジの激情に呼応して「神に近い存在」へと覚醒。
赤い光輪を頭上に掲げ、使徒のコアから綾波レイを引きずり出します。
『綾波を……返せッ!!』
劇中に流れる昭和フォークの名曲『翼をください』。
世界が崩壊していく(ニアサードインパクト)中、ただ一人の少女を救い抱きしめるシンジ。純粋すぎる愛と世界の破滅が同時に進行する圧倒的な狂気と美しさが織りなす消えゆく世界が儚くも美しいです…。(実際はヤバい状況ですけどね…)
そしてエンドロール後、月面から飛来したエヴァMark.6がカシウスの槍で初号機を貫き、渚カヲルが言い放つ最後の一言――。
『さあ約束の時だ、碇シンジくん。今度こそ君だけは……幸せにしてみせるよ』
最高のハッピーエンドの直後に突きつけられる巨大な謎。
感情をこれでもかと揺さぶられる完璧な幕引きでした。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』はこんな人にオススメ!
- 前作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』を観たすべての人
『序』で描かれた安定感を良い意味で完全に粉砕する怒涛の展開が待っています。観ない選択肢はありません。 - TVアニメ版の鬱屈した展開や救いのなさにモヤモヤしていた人
仲間と笑い合い、大切な人のために自ら立ち向かうシンジたちの熱いドラマに魂が震えます。 - アニメーションとしての最高峰の戦闘スペクタクルを体感したい人
空中戦・疾走戦・ビーストモード・初号機覚醒と、全編にわたってクライマックス級の映像美が押し寄せます!
『破』を見終えた後の完全ロードマップ(関連レビュー)
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まとめ:エンタメ性と狂気が融合したシリーズ最高峰の傑作
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』は、旧作ファンが夢見た「熱血で前向きなエヴァンゲリオン」を極上のクオリティで見せつけながらも、ラストで観客の予想を遥かに超える大破局へと叩き落とす、庵野秀明監督の手腕が冴え渡った大傑作です。
何度見返しても新しい発見と興奮が詰まっています。まだ観ていない方はもちろん、完結編を観終えた方もぜひ改めてこの最高のエンターテインメントに浸ってみてください!
それでは、最後までお読みいただきありがとうございましたノシ
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